平均1.53秒――編集の速さでギネスに掲載
『ディレイルド 暴走超特急』には、列車の速度とは別の「速さ」の記録があります。ギネス世界記録の公式ページは、本作を「長編映画で最も速い編集」の記録として紹介し、平均ショット長を1.53秒としています。[1]
これは編集作業が何日で終わったか、という数字ではありません。一つのショットが始まってから次のショットへ切り替わるまでの、画面上の長さの平均です。1.53秒なら、平均では2秒も待たずに画面が切り替わる計算になります。ただし、全カットが同じ長さという意味ではなく、長いショットも短いショットも含めた値です。[1]
映画のショット長を研究するバリー・ソルトも、Cinemetricsの記事で本作を例に挙げています。彼が論じたのは、短いショットが多い映画を一秒単位で測った場合、測定の細かさが分析にどう影響するか、という問題でした。本作は、編集が速いと感じるだけでなく、切替えの長さを数値で調べる研究の題材にもなっているのです。[2]
・脚注
- abGuinness World Records「Fastest editing in a feature film」。Derailed(2002)、Average Shot Length 1.53 secondsの掲載と更新に関する注記を参照。
- Cinemetrics「Barry Salt: Some More Thoughts on the Cutting Article」(2010年)。本作を例にショット長分布と測定精度を論じた本人記事。1.53秒の別個の測定根拠ではありません。