『幻魔大戦』の夜景を描くために、ホテルのスイートルームを借りた
『幻魔大戦』の背景づくりでは、西新宿の夜景を描くために、ホテルのスイートルームを借りています。りんたろう監督が、2009年の上映イベントで明かした話です。キャラクターデザインを担当した大友克洋と、実際の街を調べながら画面を作っていました。[1]
・「ビルだと分かる」だけでは足りなかった
イベントで背景の情報量について尋ねられた監督は、それまでのアニメでは、ビルだと分かればよい、記号のような背景でも成立していたと振り返りました。『幻魔大戦』で目指したのは、そこからもう一歩踏み込んだ、現実感のある映像でした。[1]
そのため、大友と吉祥寺へ出かけ、撮影場所を調べるように街を下見しました。アニメなので撮影した街をそのまま画面に使うのではなく、絵にするための観察にも、現地の場所が必要だったのです。[1]
・街だけでなく、服と靴も組み合わせた
同じ回想で監督は、キャラクターの服から靴までを組み合わせて考えたことにも触れています。背景の建物と、そこに立つ人物の身なり。両方を具体的に作ろうとした仕事を、監督自身は、アニメ制作の一つの分岐点だったと語っています。[1]
・脚注
- abcdシネマトゥデイ:りんたろう監督が『幻魔大戦』秘話!(2009年10月26日。前日の「秋葉原エンタまつり2009」上映・トークショーの直接取材)。