🔍 ポップコーン探偵
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黄色いリボンの映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
過去の放送記録
放送日 10月9日(金) 13:00〜

黄色いリボン

She Wore a Yellow Ribbon / 1949
IMDb ⭐ 7.2放送日 2026/10/9 NHK BS103分Argosy Pictures / RKO Radio Pictures1949年
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1949年公開の本作は、ジョン・フォード監督の騎兵隊三部作の第2作であり、三部作で唯一テクニカラー撮影された作品である。ジェームズ・ワーナー・ベラの短編2作を脚本化する際、ローレンス・ストーリングズが構成・テンポ・台詞を組み直し、フランク・S・ニュージェントが仕上げた。1948年8月にはチャールズ・ビックフォードを主演に起用する交渉があったが、完成作で老境の騎兵隊長を演じたのは当時42歳のジョン・ウェインで、AFIは役を60歳前後の人物として紹介している。フォードと撮影監督ウィントン・ホックはフレデリック・レミントンの絵を色彩設計の参照にし、モニュメント・バレーでの経験もあって31日で撮影を終え、製作費185万1,290ドルに対し約50万ドルを予算内に残したという。だが嵐の場面では、暗さを懸念するホックと撮影続行を望むフォードの判断が衝突し、ホックは米撮影監督協会(ASC)へ正式に抗議したとAFIは記録する。翌年、ホックは本作でカラー撮影賞を受賞し、当時クラシックな西部劇に批評家の関心が薄れつつあった一方、TCMは本作を公開当初から興行的ヒットだったとしている――現場で光量をめぐって揉めた撮影監督が、最後には光の仕事でオスカーを持ち帰った。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
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美術
信頼度

『黄色いリボン』の嵐は本物――撮影監督の抗議を押し切ってカメラを回した

『黄色いリボン』(1949)で、モニュメント・バレーを進む騎兵隊の背後を覆う嵐。あの雲は撮影所で作ったものではなく、ロケ中に現れた本物でした。TCMによると、騎兵隊の列を撮っている最中に天候が変わり、ジョン・フォード監督はカメラを回し続けるよう求めたそうです。[1][2]

しかし、テクニカラーの先駆者だった撮影監督ウィントン・ホックは、光量が急速に落ちる条件ではカラー撮影の品質を保証できないと反対しました。命令で撮影を続けた後、米国撮影監督協会へ正式な抗議を提出しています。AFIにもこの経緯が記録されていますが、現場の会話や抗議文の全文は掲載されていません。完成映像を外すよう求めた、あるいは失敗作だと言い続けた、という記録でもありません。[1][2]

・画面の手本は、レミントンの西部画だった

本作はフォードの騎兵隊三部作で唯一、カラーで撮影された作品です。フォードはホックとともに、西部画家フレデリック・レミントンの絵画様式を再現しようとしたと回想しています。TCMによると、美術監督ジム・バセヴィも加わり、三人で絵を検討しました。[1][2]

下の《A Reconnaissance》では、広い雪面と青緑色の空の中に、騎兵が小さく描かれています。[4]

雪の斜面で周囲を偵察する騎兵を描いたフレデリック・レミントンの油彩画『A Reconnaissance』
フレデリック・レミントン《A Reconnaissance》(1902年)。本作の特定ショットの直接モデルと確認された作品ではなく、制作陣が参照したレミントンの騎兵画を知るための例。メトロポリタン美術館所蔵、パブリックドメイン。作品資料ページ。

・抗議したホックは、翌年に撮影賞を受けた

第22回アカデミー賞で、本作は撮影賞(カラー)を受賞し、ホックがオスカーを獲得しました。ノミネートはこの一部門だけで、TCMは彼がキャストとスタッフの中で唯一の受賞者だったと紹介しています。[2][3]

現場での対立はありましたが、二人はその後も一緒に仕事をし『静かなる男』(1952)や『捜索者』(1956)でも組んでいます。[1]

・脚注

  1. abcdAFI Catalog「She Wore a Yellow Ribbon」。本作が騎兵隊三部作で唯一のカラー作品であること、フォードとホックがレミントンの画風を参照したこと、砂漠の嵐の撮影をめぐりホックが米国撮影監督協会へ正式抗議したこと、その後も両者が共同制作を続けたことを確認した。(リンク)
  2. abcdTurner Classic Movies「She Wore A Yellow Ribbon」(Rob Nixon、2003年2月27日)。フォード、ホック、美術監督ジム・バセヴィによるレミントン研究、嵐が起きた状況、光量不足をめぐる対立、撮影続行と正式抗議を確認した。(リンク)
  3. Academy of Motion Picture Arts and Sciences「The 22nd Academy Awards | 1950」。1950年3月23日の第22回で、ウィントン・ホックが本作により撮影賞(カラー)を受賞したことを確認した。(リンク)
  4. The Metropolitan Museum of Art「A Reconnaissance」。フレデリック・レミントン作、1902年、油彩、所蔵番号2019.438。作品解説、寸法、パブリックドメイン表示を確認した。(リンク)
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原作
信頼度

1編ではなく、2編の短編が原作。AFIの記録では、ジェームズ・ワーナー・ベラが雑誌に発表した短編『The Big Hunt』(1947年)と『War Party』(1948年)の2編を基にしている。

脚本
信頼度

AFIの制作史によれば、原作者ベラがまず脚色に携わり、その後ローレンス・スタリングスが展開と台詞を整え、フランク・ニュージェントが脚本を仕上げた。完成作は短編を単純につなげたものではない。

脚本
信頼度

オリヴィアをめぐる2人の中尉の恋愛模様は、脚本を整える過程で大きくなった。AFIの制作史は、ローレンス・スタリングスがこの副筋を発展させたと記録している。

配役
信頼度

主演候補にチャールズ・ビックフォード。AFIが引く1948年8月の業界紙では、製作会社アーゴシーがチャールズ・ビックフォードの主演起用を交渉していた。

俳優
信頼度

41歳のジョン・ウェインは、引退間近のネイサン・ブリトルズ大尉を演じた。共演したハリー・ケリーJr.は、後にウェイン本人から、この大尉役が気に入っていたと聞いたと回想している。

現場
信頼度

ジョン・ウェインの権利元が伝えるところでは、撮影終了の席でジョン・フォードはウェインにケーキを贈った。そこには「君は俳優だ」と記され、年長の大尉役を演じ切った彼への評価になった。

製作
信頼度

AFIによると、当初予算は185万1,290ドルで、前作『アパッチ砦』より4万ドル低かった。慣れたモニュメント・バレーを中心に31日で撮影し、当初予算を約50万ドル下回って完成したという。

撮影
信頼度

『アパッチ砦』『黄色いリボン』『リオ・グランデの砦』と続くフォードの騎兵隊三部作で、カラー撮影は本作だけである。モニュメント・バレーをフォードが初めてカラーで撮った作品でもあった。

撮影
信頼度

騎兵隊の背後に嵐の空が広がる場面は、撮影監督ウィントン・ホックにとって不安な条件だった。フォードが撮影を命じた後、ホックは米国撮影監督協会へ正式に抗議したとAFIは記録する。

受賞
信頼度

嵐の場面をめぐってフォードに抗議したホックは、完成した『黄色いリボン』で第22回アカデミー賞の撮影賞(カラー)を受賞した。撮影現場での意見の対立と、映像への評価は両立している。

ロケ
信頼度

大尉の宿舎は元・ジャガイモ貯蔵庫。現地のGoulding'sによると、元はジャガイモ貯蔵庫で、今も施設の歴史を伝える建物として残っている。

宣伝
信頼度

本作の宣伝には、『サタデー・イブニング・ポスト』の挿絵で知られるハロルド・フォン・シュミットも参加した。AFIが引く当時の業界紙は、彼が映画の特別宣伝イラストのために雇われたと記録している。

派生作品
信頼度

『黄色いリボン』は公開後、ラジオドラマにもなった。1951年3月12日の『Lux Radio Theatre』放送では、ジョン・ウェインが映画と同じブリトルズ大尉を再び演じ、メル・ファーラーと共演した。

情報不足・要確認
信頼度

「嵐の場面の稲妻はライデッカー兄弟が作った」という説がある。ただしAFIの本作クレジットには別の特殊効果担当者が記され、撮影資料からも兄弟の参加は特定できていない。自然の嵐を撮ったことと、雷光に加工がないことは同義ではなく、真偽は保留である。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

黄色いリボンはどこで配信?

黄色いリボンを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
N
Netflix
U
U-NEXT
2026年9月23日時点で日本国内配信を確認
D
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