🔍 ポップコーン探偵
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1991年公開。カロルコが権利をまとめ直したことでジェームズ・キャメロンが続編へ復帰し、当時史上最高額級の約1億ドルを投じた。ILMは『アビス』で試した液体CGを発展させ、主要人物を部分的にコンピューター生成する史上初期の試みを実現したが、現場では実物大車両、特殊メイク、双子の俳優、ミニチュアも大量に併用した。規模の増大に対し撮影監督アダム・グリーンバーグは、前作の10倍以上の資金がありながら撮影時間はむしろ少ないと振り返っている。世界興収は5億ドルを超え、技術革新と物量の双方が回収された。未来から来た殺人機械より、予算と締切を同時に制御した制作班のほうが機械的に働いていたのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
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『ターミネーター2』液体金属の音を作ったのは、ドッグフードとヨーグルト

実は『ターミネーター2』のT-1000が鉄格子を通り抜ける音には、缶から滑り出すドッグフードが使われました。さらに、銃弾を受ける音の材料は、ヨーグルトと逆さにしたグラスです。音を設計したのは、スカイウォーカー・サウンドのゲイリー・ライドストロム。本作では、録音した素材を選び、台詞や音楽と組み合わせて映画の音に仕上げる仕事も担当しています。[1][2][3]

・鉄格子をすり抜ける音は、缶詰から出てきた

T-1000は体の形を変え、鉄格子の間をそのまま通り抜けます。鉄の棒が折れるのでも、体が切れるのでもない。そこに粘り気のある音が付くと、金属の体が押し出されていく感触まで伝わってきます。

音響専門誌Mixのトム・ケニーは、1991年にライドストロムを取材したとき、この音の正体を教わったと振り返っています。開いた缶を逆さにし、中身のドッグフードがゆっくり滑り出る音が、鉄格子を通る音の土台になっていました。[1]

・銃弾の音には、柔らかさと硬さを一緒に入れた

T-1000に銃弾が当たる場面では、ヨーグルトを入れた容器に、逆さにしたグラスを叩き込みました。ライドストロムの説明では、これによって粘り気のある音に、硬い輪郭が加わります。鉄格子の場面が「ゆっくり押し出される音」なら、こちらは「一瞬でぶつかる音」。同じ液体金属でも、起きていることに合わせて材料と動かし方を変えています。[2]

・美しい金属音は、監督の求める音と違った

ライドストロムは、初めから食品の音だけを考えていたわけではありません。液体金属の変形音には、バイオリンの弓で金属をこすり、豊かな響きを出す方法も試しました。しかし、その美しい音はキャメロン監督の求めるものには合いませんでした。[2]

そこで液体を録音する方向へ戻り、小麦粉と水の混合物に気泡を作る方法を試します。保護したマイクを混合物に入れて録った気泡の音には、金属的な響きと、時間とともに変化する性質がありました。ライドストロムは、音に始まりと終わりがあることも、変形する映像に合った理由として説明しています。きれいに響くことより、体が変わっていく映像に合うことが大切だったのです。[2]

STUDIOCANAL France公式予告編(2015年公開)。YouTubeで見る。

・大きな音を聞かせるために、ほかの音を消した

材料を録音すれば、それで完成ではありません。台詞、音楽、エンジン、銃声を一緒に鳴らしたとき、どれを聞かせるかも決める必要があります。

ライドストロムは、映画研究者ジャンルカ・セルジの取材で、キャメロンから学んだのは不要な音を取り除き、必要な音を大きく感じさせることだったと語っています。トラックのエンジンを聞かせる瞬間と、バイクを聞かせる瞬間を分ける。背景の音を減らすことで、残した音や爆発が強く感じられたというのです。[4]

・食品の音作りは、別の変形するヒーローにも受け継がれた

『ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]』(2005)で音響を担当したチャールズ・メインズは、ミスター・ファンタスティックの伸びる体の音作りで、『T2』の方法が話題になったと記しています。[5]

同作のダグ・ヘンフィルは、ヨーグルトやドッグフードに加え、朝食用シリアルも買ってきました。試した結果、牛乳などを入れず、ボウルの中でスプーンで砕いたハニー・スマックスの音が、体の伸びる表現に役立ったそうです。メインズは、ほかの担当者が作った音と組み合わせた仕事だったことも説明しています。[5]

・脚注

  1. abTom Kenny「Editor’s Note: To Those Who Show Us the Way」Mix(2023年11月30日)。
  2. abcd「Sound Design of Terminator 2」FilmSound.org。
  3. 「Terminator 2: Judgment Day」Skywalker Sound。
  4. Gianluca Sergi『The Dolby Era: Sound in Hollywood Cinema 1970–1995』(2002年、博士論文)。ライドストロム本人インタビュー、本文p.84。
  5. abCharles Maynes「Sound for Sci-Fi/Superhero Films Part 1」Designing Sound(2010年6月15日)。
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本作の予算規模が大きくなっても、撮影監督グリーンバーグの準備時間は前作より短いものだったという。本人が比べているのは自身の準備と作業時間であり、映画全体の撮影日数ではない。

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大がかりなアクションでは、187台の無線機で各班をつないだ。グリーンバーグによると、多い時は9台ほどのカメラが動く現場。映像に映らない通信網まで、撮影を成立させる装置だった。

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撮影監督は、新しい脚本を受け取るたびに秘密保持契約を結び直したと話している。物語と新しい映像表現を守るため、改訂稿の取り扱いまで厳しく管理されていた。

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車内の夜景撮影では、スタジオの車の上に20フィート超の照明装置を設けて動かした。6mを超える装置の光が通り過ぎ、背景を後ろから映すリアプロジェクションと組み合わさって、走行中に見える。

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グリーンバーグは、T-800に冷たく硬い光を使い、人間を照らす光とは差をつけた。機械の顔には青やシアンの上からの光。台詞のない場面でも、照明が両者の違いを支えている。

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本作は3種類のフィルムを、昼の屋外や夜の場面などに合わせて使った。グリーンバーグが挙げるのはコダックの5297、5245、5296。撮る条件に合わせて、光を受ける材料そのものを選んでいた。

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サイバーダイン社の外観は、低空のヘリを遮る電線がない場所を探し、サンノゼ地域で撮影した。室内はバレンシアのセット。飛行アクションを成立させる条件から、外観のロケ地が決まった。

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夜の追跡では、5.5マイルの高速道路を照らす準備が必要だった。約8.9kmに、100フィート級の高所作業車10台と発電機11台を配置。長い追跡が見える裏側には、先回りする照明班の仕事がある。

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CGのT-1000は、パトリックの動きを手作業で写し取って作られた。身体に約10cm四方の格子を描き、正面と側面から同時に撮影。その資料を見て人体と動きを組み立てる作業で、俳優の動きが自動的に3Dデータになる仕組みではなかった。走行資料を撮るうちに、足にまめができるほどだったという。

VFX
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変形を五種類の問題に分けた。ILMはT-1000の効果を、擬足、変形、損傷、死亡、人間動作など複数の型へ分類し、それぞれ別の処理工程を組んだ。万能な『液体金属ソフト』ではなく、ショットの問題を分割して解いた。

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病院でT-1000の頭が割れる場面は、開く人形、閉じるCGをつないでいる。スタン・ウィンストンの工房が可動人形を作り、傷が戻る動きはILMが引き継いだ。一つの変形の中で、実物とデジタルが交代する。

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キャメロンは、本作のCGを42ショットと数えている。液体金属の印象は強烈だが、人形や特殊メイク、実際の乗り物を組み合わせた映画でもある。後の大作ほど、画面全体をCGで埋め尽くしてはいなかった。

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リンダ・ハミルトンは数か月にわたり、週6日、1日3時間の身体トレーニングを続けた。ウージー・ガルの指導で武器や格闘の扱いも学び、鍛えた外見だけでなく、サラが過ごした過酷な年月を動作に刻んだ。

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【ネタバレあり】終盤に並ぶ二人のサラには、リンダの双子の姉妹レスリーが出演している。液体金属が人間そっくりに変わる場面を、実際によく似た二人を同じ画面に入れて成立させた。

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【ネタバレあり】核爆発で崩れる街の設計では、建物の形にしたクラッカーを砕く実験も行った。灰色に塗ったシリアルは破片役。その動きをCGの参考にし、実写の街並み、絵、模型を重ねて破壊の大景観へ仕上げた。

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ジョン役のエドワード・ファーロングは、演技未経験からの抜擢だった。パサデナのボーイズ・クラブでマリ・フィンに見いだされ、オーディションを経て役を得た。キャメロンは、既存の子役らしく整っていない反抗心や痛みに惹かれたという。

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ファーロングは本作の撮影中に声変わりを迎えたと、CINEMOREやAVForumsの作品解説が伝えている。長い撮影の間に変わった声を録り直すなど、少年の成長に合わせた調整も必要だったという。

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高速道路の高架下を抜けるヘリは、本物を飛ばして撮影している。キャメロンも2017年の取材で、今ならCGにできる場面を実際の機体で撮ったと振り返った。あの低さは、映像上だけの合成ではなかった。

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専門ファンサイト「ターミネーター・ファイルズ」は、追跡中に屋根が飛ぶ演出を、橋の高さに合わせた変更だったと紹介している。運転台が通らないため屋根を外す展開にした、という話だ。現地の制約がアクションへ変わった逸話として伝わっている。

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【ネタバレあり】本作には、年老いたサラの結末も撮影されていた。ウィンストンの老けメイクで、破滅を免れた未来の公園に座る場面だ。完成した劇場版は未来を説明し切らず、夜の道へ進む終わり方を選んだ。

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T-1000の音楽の材料は、金管奏者のウォームアップを録ったサンプルだった。ブラッド・フィーデルが速度と音程を落とし、元が分からない不穏な響きへ変えた。監督は初め前衛的すぎると感じたが、フィーデルは未知の姿には未知の音が要ると説得した。

受容・裏話
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音響・視覚・メイクを含む四部門で受賞した。第64回アカデミー賞で本作は視覚効果、音響、音響効果編集、メイクアップの四部門を受賞した。技術革命がCGだけでなく、実物メイクと音の設計を含む総合成果として評価された。

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撮影で使ったホンダXR100Rは、ファーロングへの贈り物になった。東京コミコン2019の展示取材では、キャメロンが贈り、長く俳優が所有したことを示す書類も紹介されている。スクリーンの小道具に、撮影後の来歴が残っていた。

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パトリックは銃の扱いを繰り返し練習し、相手から目を離さず、瞬きも抑えて演じた。2002年の取材では、できるだけ瞬きしないようにしたが、特に発砲中は難しかったとも語っている。全編で一度も瞬きをしない、という絶対的なルールとは違う。

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本作には、敵も味方も同じ俳優で、両方をシュワルツェネッガーが演じる初期案があった。キャメロンと共同脚本のウィリアム・ウィッシャーは、同じ姿の対決よりも、力で押す旧型と液体金属の新型をぶつける方向へ進んだ。

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【ネタバレあり】キャメロンが本作になぞらえたのは、『オズの魔法使』(1939)の心を得るブリキ男だった。機械が強敵を倒すだけでなく、ジョンとの関係から人間らしさを獲得する話として考えていたという。

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【ネタバレあり】キャメロンは、スティングの「Russians」(1985)を聴き、子供を愛することと核戦争の矛盾に考えを巡らせたという。『ターミネーター』(1984)のメモを書いていた時の回想で、ジョンを中心に置く発想の由来として語っている。

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続編への参加を打診されたリンダ・ハミルトンは、キャメロンに精神的に追い詰められたサラを演じたいと申し出たという。監督はその要望を受け、施設に収容されたサラという方向を相談したと振り返っている。

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T-1000にはビリー・アイドルの起用案があり、初期デザインにもその顔が使われた。実際の役を得たロバート・パトリックも、スタン・ウィンストンの工房でその絵を見たと話している。アイドルのバイク事故が、話が立ち消えになるきっかけだった。

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パトリックは最初のオーディションで、脚本を読んでいなかった。警官を演じるとも知らず、「感覚が鋭い」「追跡する」といった指示から動きを作った。役の全貌が明かされる前から、本編につながる身体表現を探っていたという。

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T-1000が手をまっすぐ伸ばして走る動きには、その手が刃になるというパトリックの発想があった。狙った相手に無駄なく迫り、そのまま攻撃へ移れる身体。台詞よりも動きで、追跡する機械を組み立てたのである。

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追跡場面の最初のテイクで、パトリックはジョンに追いついてしまったという。追われたファーロングも2026年の取材で、この出来事を認めている。もちろん撮影用に速度を調整した追跡で、バイクの最高速度を人間が上回ったという意味ではない。

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【ネタバレあり】特別編のCPU手術場面は、鏡の反射を二組で演技している。手前でリンダらが人形の頭を手術し、鏡に見える向こう側ではシュワルツェネッガーとレスリーらが動きを合わせる。カメラを映り込ませず、頭を開く姿まで一続きに見せた。

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【ネタバレあり】ダイソンが最期に繰り返す苦しい息遣いは、ジョー・モートンが肺が虚脱した時の体験を演技にしたものだ。以前の交通事故をキャメロンに話して実演し、あの呼吸を使うことになったという。

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ILMはT-1000を、液体の塊から実写の俳優まで5段階の姿に整理した。RP1からRP5という名前で、のっぺりした人型、金属の警官、細部のある警官へと形をつなぐ。変身にも、段階を共有する設計図があった。

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ILMの工程では、CGを作って合成した後にPhotoshopで手直しする作業が入った。担当者デイヴ・カーソンが、ソフトで処理しきれなかった部分を描き直したという。Photoshop一つでT-1000を生成した、という話とは違う。

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病院の白黒の床は、アニメーターがテスト用に作った市松模様が実景へ逆輸入されたものだった。もとの床は白一色だったが、キャメロンが模様を気に入り、現場でも一枚おきに黒いシールを貼ったという。

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T-800の骨格人形は、表面を本格的にクローム処理しながら、重さは前作の約半分になった。内部の重い補強を減らせたためだ。全身人形は約100ポンドから約50ポンドへ、見た目の頑丈さと操りやすさを両立した。

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冒頭で頭蓋骨を踏み砕くT-800は、12人が操る人形だった。用意した頭蓋骨を次々使い、終わった時には予備が残り2個。そこまで撮り重ねたのに、完成版で使われたのは4〜5テイク目だったという。

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【ネタバレあり】鉄の棒で胴を裂かれるT-1000は、パトリックが身体を後ろへそらし、偽物の半身を重ねる仕組みだった。キャメロンがカメラの位置を固定する案を受け入れたため、全身人形を作らずに成立した。

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【ネタバレあり】T-1000の霜は、クリスマス用の飾りと人工雪で作った。5晩かけて凍り方の各段階を撮影し、脚が砕けるカットにはすでに両脚を失っていた演者ラリー・ジョンソンも参加。実物の仕掛けをつなぎ、液体金属が凍る異変を見せている。

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【ネタバレあり】T-1000が最後に大きく裂ける姿には、3体の専用人形が作られた。開く動き、崩れた姿、落下など、必要な演技を分担する「プレッツェル・マン」だ。敵の消滅まで、CGだけに任せてはいなかった。

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【ネタバレあり】サラの核爆発の悪夢では、『AKIRA』(1988)の映像も参考にされた。4Wardのロバート・スコタックによると、広がるエネルギーの塊が建物を壊していく場面が、絵コンテのように方向を示したという。

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【ネタバレあり】核爆発のキノコ雲には、ダンサーが雲を演じる案まで検討された。身体を伸ばし、腕を回して膨らむ動きを作る発想だ。実現したのは別の仕掛けだが、雲の動きまで「演技」として考えていたのが面白い。

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冒頭で頭蓋骨が砕ける音には、ピスタチオを砕く音が使われた。音響のゲイリー・ライドストロームは、金属板でナッツを潰して、あの乾いた破壊音を作っている。

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【ネタバレあり】凍ったT-1000を撃つ直前など、本作は周囲の音を一瞬引く。バイクの跳躍でも、着地までエンジンや音楽を切る。音を消す瞬間があるから、次の衝撃が大きく届く仕掛けだ。

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サラが拘束を外す場面は、紙クリップの小さな音まで後から作り込んでいる。吐き出して落ちる音、金具に触れる音、鍵を探る音。大きな爆発とは反対に、動きに合わせて作る効果音、フォーリーが脱出の緊張を引っ張る。

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本作の音楽は、大オーケストラで録るのではなく、フィーデルがほとんどガレージで制作した。CG場面が最後まで仕上がらず、映像の変化に素早く合わせる必要もあった。実際の楽器の音を加工した、豊かな電子音楽になっている。

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ピーター・ケントがタンクローリーへ飛び移るスタントを、キャメロンは今ならデジタルで補うと話している。わずかな失敗も許されない乗り移りで、監督にとっても特に危険を感じた撮影だった。

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【ネタバレあり】キャメロンは、ダイソンを殺しに行くサラを人間が機械になる場面として説明している。息子と人類を救うために冷酷になるサラと、人間を学ぶT-800。その二つの変化を反対方向に走らせていた。

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2017年の修復では、トラックの窓ガラスのつながりを直した。落下時に外れたはずのガラスが次のカットで戻るのが、キャメロンは長く気になっていたという。単に鮮明になっただけでなく、こうした修正もある版だ。

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2017年版は、1991年の映像を後から立体化した3Dコンバージョンだ。一方、アトラクション『T2-3D: Battle Across Time』(1996)は3Dで撮影した別作品。似た名前でも、撮り方から異なる。

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パトリックのT-1000は、別作品のパロディにも出演した。『ウェインズ・ワールド』(1992)と『ラスト・アクション・ヒーロー』(1993)だ。2002年の本人取材では、この役を使うことをキャメロンが認めてくれたと振り返っている。

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終盤の格闘を撮る際、パトリックは誤ってシュワルツェネッガーの本当の腕を打ったという。撮影後に「そこは本当の腕だ」と言われたものの、仕返しはなかったと本人が回想している。偽の腕と保護部分を狙うはずの場面で起きた一件だ。

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T-800が工場で作られる初期の予告映像は、本編とは別に撮った映像だった。監督は特殊効果を担うスタン・ウィンストン。4Wardのロバート・スコタックも、この宣伝映像で美術監督を務めたと話している。

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ファーロングは、バイクの追跡を荷台のハンドルで演技したことも振り返っている。ピックアップトラックの後ろで乗っているふりをする撮影と、実走やスタントを編集で組み合わせた。本人も、完成した追跡の迫力に驚いたという。

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【ネタバレあり】警備員へ伸びるT-1000の指先は、長さの違う3本の小道具を撮り、ILMが間を変形でつないだ。短い刃、中くらいの刃、長い刃。実物を段階的に交換して撮る発想とCGを、同じ動きの中で組み合わせている。

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T-1000に弾が当たって金属が飛び出す瞬間には、花弁のように開く仕掛けが使われた。服の下に金属色の造形を畳み、合図で開く。傷が塞がるCGと組み合わせ、撃たれても戻る身体を作っている。

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T-800が人を殺さないのは、アーノルドの希望だったという説明を見かける。しかし本人の回想は逆で、殺傷数を増やしたがる俳優に、キャメロンが保護者役の意義を説明したという。俳優の善玉イメージと、制作時の提案者は分けて考えたい。

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【ネタバレあり】顔に大きな穴が開くT-1000は、可動人形を撮った部分がある。ウィンストンは、俳優の顔へCGで穴を開けたと思われがちだったが、こちらを向く人形を作ったと説明している。変身する敵の、すべてのカットがCGだったわけではない。

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【ネタバレあり】終盤の「休暇が必要だ」は、台本にない即興だったと紹介されることがある。ところが、公開されている改訂撮影稿には台詞として載っている。ト書きにも休暇を連想させる表現はあるが、それだけでは現場で誰が台詞にしたのかまでは決められない。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

ターミネーター2はどこで配信?

ターミネーター2を配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
購入・レンタルの場合あり
N
Netflix
U
U-NEXT
2026年7月13日時点で日本国内配信を確認
D
DMM TV
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
2026年7月13日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
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