🔍 ポップコーン探偵
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逃亡者の映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
テレビ東京 午後のロードショー
次回放送 11月5日(木) 13:40〜

逃亡者

The Fugitive / 1993
IMDb ⭐ 7.8放送日 2026/11/5 テレ東130分Warner Bros.1993年
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

1993年公開の本作は、テレビドラマ『逃亡者』(1963〜1967)を映画化した作品だが、アンドリュー・デイヴィス監督と脚本家ジェブ・スチュアートらは撮影中も脚本の改稿を続けていた。撮影監督マイケル・チャップマンは途中参加し、後年の取材ではデイヴィスとの不和から降板を望んだとも語っている。列車事故はノースカロライナで実物の列車を脱線させ、撮り直しのきかない一回を多数のカメラで押さえた。編集は6人が分担し、デイヴィスによれば映像の編集と音の仕上げを8週間で並行して進めた。製作費は約4,400万ドル、世界興収は資料によって約3億5,400万〜3億6,900万ドルと幅があるが、アカデミー賞でも作品賞など7部門に候補入りし、トミー・リー・ジョーンズが助演男優賞を獲得した。追跡劇の完成度は立派でも、その裏側まで順調だったと思うのは、ハリウッドを少々信用しすぎである。

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この映画の トリビア!!!
32件
特殊効果・安全
信頼度

『逃亡者』列車を壊す前に、貨車へコンクリートを入れたのはなぜ?

『逃亡者』の冒頭で、護送バスへ突っ込む列車。あの事故を撮るため、制作班は貨車の床にコンクリートを入れ、重心を下げました。製作者ピーター・マクレガー=スコットが明かしたのは、予定した場所へ着く前に車両が線路を外れてしまう危険への対策です。[1]

・脱線させるために、まず脱線を防ぐ

撮影には、並行するもう一本の線路も用意されていました。ところが、狙った速度で走らせると途中で貨車が線路を外れるかもしれない、とスタント責任者から相談が来ます。そこで、鉄道に詳しい協力者が提案したのが、車両の低い位置へ重さを加える方法でした。[1]

マクレガー=スコットによれば、ミキサー車を呼んで床へコンクリートを流し込む作業は2日間。使った量は、おそらく約250トンだったと回想しています。列車を頑丈にして事故を防ぐのではなく、壊したい地点まで予定どおりに走らせるための準備でした。[1]

・壊せる列車は、一組しかなかった

デイヴィス監督によると、列車を衝突させられるのは一度だけ。予備の列車はなく、やり直すなら残骸を片づけて別の車両を探すだけでも何か月もかかります。機関車にはエンジンがなく、列車は後ろから押して動かしました。特殊効果担当ロイ・アーボガストとマクレガー=スコットが、必要な場所で線路を外れる仕組みを組んだのです。[2]

バスへの衝突から車両が倒れていく場面を収めた完成版の公式クリップ。公開元:Warner Bros. Entertainment。

・実物の事故と、俳優の撮影は分ける

車両が本物でも、ハリソン・フォードをその横で逃げさせたわけではありません。監督は、人が事故の近くにいないよう慎重に撮ったと説明しています。事故の映像素材を別撮りの俳優と組み合わせるため、映像を投影して合成するIntrovisionも使われました。連結を外す一部には模型を使ったとも語っています。[3]

・脚注

  1. abcMandatory:製作者ピーター・マクレガー=スコット取材(Fred Topel、2013年9月4日)。
  2. ComicBookMovie:アンドリュー・デイヴィス監督30周年取材(Rohan Patel、2023年12月7日)。
  3. Mandatory:デイヴィス監督20周年取材(Fred Topel、2013年9月3日)。
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企画・配役
信頼度

アンドリュー・デイヴィスの監督起用を後押ししたのは、前作『沈黙の戦艦』(1992)だった。製作者アーノルド・コペルソンがハリソン・フォードに映画を見せ、フォードがデイヴィスとの仕事を支持したという。

配役
信頼度

トミー・リー・ジョーンズの起用では、他の俳優もテストした。デイヴィスによると、ハリソン・フォードはジョーンズの存在感に圧倒されることを気にしていたが、比較の末に共演を受け入れたという。

脚本
信頼度

【ネタバレあり】本作の製薬会社の陰謀は、デイヴィスが医療現場に詳しい妹や医師たちに相談して組み立てた。初期案の追跡者ジェラード自身を陰謀に絡める筋を離れ、医師キンブルが狙われる理由を作り直したという。

脚本・演技
信頼度

台詞の書き直しは、撮影の前にも続いていた。デイヴィスはジェブ・スチュアートや俳優たちと場面の目的を確認し、言葉を調整したと説明している。スクリプターが変更を記録し、メイクや照明の準備を経て撮影に入ったという。

特殊効果・安全
信頼度

列車事故は実物で撮影したが、ハリソン・フォードが倒れてくる車両の前を走るカットは別撮りだった。列車と俳優を別に撮り、事故映像を投影するIntrovisionという合成を使った。デイヴィスは一部に模型も使ったと説明している。

特殊効果
信頼度

ダムから飛び降りる場面で、実際に落としたのは人形だった。デイヴィスによると、編集者デニス・ヴァークラーは撮影素材を見て効果を心配したが、カットをつなぐと場面は成立した。フォード本人が巨大ダムから跳んだわけではない。

演技・美術
信頼度

フォードは医師キンブルを演じるため、シカゴの医師たちの仕事を見学した。デイヴィスによると、知り合った医師の住まいはキンブルの部屋の参考にもなった。医療現場での準備が、人物の暮らしを形にする作業にもつながったのだ。

編集
信頼度

ジュリアン・ムーア演じる医師とキンブルの恋愛場面は、撮影後に削られた。デイヴィスによると、妻を失ったばかりの主人公に新しい恋を重ねるのは合わないと製作者ピーター・マクレガー=スコットが判断したという。

撮影・扮装
信頼度

キンブルの髭は変装の手掛かりであると同時に、撮影順にも関わった。デイヴィスは、フォードが髭を剃る前の場面を先に撮ったと説明している。見た目の変化を撮り直しで簡単に戻せないため、髭の連続性を保つ必要があった。

美術・考証
信頼度

片腕の男を追うための義手の研究室は、実際の知識を取り入れて作られた。デイヴィスは筋肉の電気信号で動く筋電義手について学び、手足を失った人たちにも協力してもらったと説明している。見せかけの小道具だけではなかった。

撮影・ロケ
信頼度

街路の追跡は、シカゴで実際に行われた聖パトリック祭のパレードの最中に撮影した。デイヴィスによると、配管工の組合の協力を得て俳優とカメラを入れたという。映画のために参加者全員を集め直した行列ではない。

撮影・制作トラブル
信頼度

撮影監督マイケル・チャップマンは、撮影開始後に交代で加わった。本人は寒い現場を避けたくて高い報酬を提示したのに、受け入れられたと回想している。監督と折り合いは悪かったとも語る一方、シカゴらしさを捉えた功績は認めた。

撮影技術
信頼度

撮影監督チャップマンは、街と下水道で光の作り方を変えた。家宅捜索では現場にある光を生かしたが、倉庫内の下水道セットでは天井の穴から光を差し込み、人物が見えるようにした。全編を自然光だけで撮った映画ではない。

編集
信頼度

本作は6人の編集者が分担して仕上げた。初期のデジタル編集機も試したが、主にフィルムを実際に切ってつなぐ方法で作業したという。6人はそろってアカデミー編集賞の候補になったが、受賞には至らなかった。

編集
信頼度

【ネタバレあり】妻の死を断片的に見せる冒頭の構成は、編集室で組み立てた。デイヴィスは、編集者デニス・ヴァークラーが映像をつなぎ、色を抑えた記憶の場面を作ったと説明している。撮った順に出来事を並べただけではない。

音楽
信頼度

作曲家ジェームズ・ニュートン・ハワードは、音楽を作る時間が約6週間だったと回想している。ヘリコプター場面にジョン・ウィリアムズやジェリー・ゴールドスミスの曲を仮に合わせると、その出来に圧倒されたという。それでも自分の音楽を作り始めた。

修復・映像
信頼度

2023年の4K修復では、画質を上げるだけでなく、照明のつながりも直した。デイヴィスは、角度を変えると明るさがずれるジョーンズの顔を部分的に暗くしたと説明している。冬の色や夜の黒も、当時より細かく調整できたという。

修復・音響
信頼度

2023年の音響再調整では、街の背景音も見直した。デイヴィスは、後から録った台詞がきれいすぎると感じ、街の音をもっと入れるよう求めたという。1993年版の音響を担当したフランク・モンターニョも、30周年版の再調整に関わった。

配役・関連作品
信頼度

ジュリアン・ムーアの短い出演は、スティーヴン・スピルバーグの目に留まった。ムーアによると、本作を見た監督にオーディションへ呼ばれ、その後『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997)の起用へつながったという。

演技・現場
信頼度

【ネタバレあり】終盤でキンブルに質問する記者の一人は、当時シカゴで働いていたレスター・ホルトだ。本人によると、現役記者たちがその場で質問するよう頼まれた。フォードも役のまま返答し、取材の場面を作ったという。

脚本・参照作品
信頼度

脚本家デヴィッド・トゥーヒーは、ヴィクトル・ユゴーの小説『レ・ミゼラブル』(1862)を着想源に挙げている。下水道で追う者と逃げる者が向き合う場面は、その追跡を重ねたものだと本人が説明している。

関連作品・引用
信頼度

警官役のニール・フリンの本作出演は、後のドラマ『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』(2001年開始)でも使われた。制作者ビル・ローレンスは、映画のクレジットからドラマ内の役名まで推理するファンがいたと語っている。

関連作品・影響
信頼度

本作の列車が迫る場面は、『フィクティシャス・ポイント』(2024)の服部正和監督も参照した。服部は、人が押す台車にライトを付け、列車が迫るように見せたと説明している。本作を見た経験が、別の現場の工夫につながったのだ。

削除場面
信頼度

キンブルを車に乗せてくれる女性には、先に知り合う場面があった。デイヴィスによると、カフェで会う場面を削ったため、完成版では道端で助けてもらう出会いに見える。小さな編集の省略が、人物の関係の見え方を変えた。

撮影のその後
信頼度

列車事故を撮った場所は、その後も鉄道の沿線案内に残った。グレート・スモーキー・マウンテンズ鉄道は、タカシージー川沿いの列車が本作のセットを通過すると案内している。映画のための場所が、沿線の目印にもなったのだ。

企画・配役
信頼度

本作には、フォードとデイヴィス以外の組合せで進める企画段階もあった。当時の制作記録では、ウォルター・ヒルが監督を務め、アレック・ボールドウィンがキンブルを演じる段階も確認できる。完成版とは別の組合せだった。

宣伝・公開
信頼度

本作の宣伝では、90秒のテレビCMが使われた。当時の報道では、他社の幹部がテレビ広告費を1,200万〜1,500万ドルと見積もっている。昔のテレビ版を知らない若い観客にも届くよう、長い広告を複数の局で流したという。

後続作品への影響
信頼度

本作でトミー・リー・ジョーンズがアカデミー助演男優賞を受賞したことは、『メン・イン・ブラック』(1997)の主役構想にも影響した。脚本家エド・ソロモンによると、ジョーンズ側を主役にする案が議論されたが、未知の世界に入るウィル・スミス側を主役にすべきだと主張した。

情報不足・要確認
信頼度

【ガセビア:情報不足・要確認】ジェラードの「I don’t care」は、ジョーンズの完全な即興とは言いきれない。デイヴィスは、古い脚本にも似た台詞があったと認めている。完成版の言葉と演技がどう決まったかは、別に考える必要がある。

情報不足・要確認
信頼度

【ガセビア:情報不足・要確認】本作をサム・シェパード事件の実話映画とする説明は、断定が強すぎる。元のテレビ企画を作ったロイ・ハギンズは着想を否定し、関係を主張する当事者もいる。事件の再現と、似た設定のある創作は別なのだ。

情報不足・要確認
信頼度

【ガセビア:情報不足・要確認】フォードが撮影中に膝の靱帯を傷めたことは、本人も語っている。ただし、キンブルの足の引きずり方を保つために手術を遅らせたという目的までは、本人の説明で確認できない。けがと動機は分けて読む必要がある。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

逃亡者はどこで配信?

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