🔍 ポップコーン探偵
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トイ・ストーリー4

Toy Story 4 / 2019
IMDb ⭐ 7.6🕐 100分🎬 Walt Disney Pictures / Pixar
CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2019年公開。2014年の発表時はジョン・ラセター監督、ラシダ・ジョーンズとウィル・マコーマック脚本の恋愛寄りの企画だったが、公開延期、脚本家の離脱、監督交代を経て、ジョシュ・クーリーの長編初監督作へ組み替えられた。完成版の「原案」には8人が名を連ね、アンドリュー・スタントンとステファニー・フォルサムが脚本をまとめ、古道具店の膨大な品々や陶器のボー・ピープを表現するため新しい照明・質感技術も投入した。前作で美しく別れたシリーズを再開する難題は、世界興収10億ドル超と長編アニメーション賞で商業的には報われた。終わったはずの物語を再び動かすには、玩具より先に監督と脚本を何度も入れ替える必要があったようだ。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
75件

ピックアップトリビア

VFX・技術
信頼度

初代で描けなかった雨がおもちゃを襲う

『トイ・ストーリー4』の冒頭では、豪雨で流されそうになったRCを、おもちゃたちが救おうとします。水が地面を走り、身体に当たり、しぶきが上がる。初代『トイ・ストーリー』では、その「雨が何かに当たる」表現ができませんでした。[1]

全4作に携わった技術スタッフのビル・リーヴスによれば、1995年当時は、雨をキャラクターやセットへ相互作用させる道具がありませんでした。第4作の雨は、24年の変化が見える場面でもあります。[1]

・初代は雲と濡れた道路で、雨を感じさせた

初代の制作陣は、できないことを画面の組み立てで補いました。空へ雨雲を描き、道路を濡れているように見せ、窓には雨の効果を置く。雨粒が物に当たる様子を作り込まなくても、嵐の中だと分かる工夫です。[1]

第4作では、その遠回しな見せ方だけでは足りません。RCが水に流されるので、水そのものが危険を作らなければならないのです。背景の天気だった雨が、おもちゃの行動を妨げる相手になります。[1][2]

・一度に全部の水を計算しない

Houdiniは、水の流れなどを計算してCG映像を作るためのソフトです。開発元SideFXの制作取材によると、この救出場面では、降る雨、地面のしぶき、排水溝の水、キャラクターへ当たる水などを作り分けました。[2]

大きな町並みを見せる画面と、おもちゃのすぐ近くで見る画面では、必要な細かさが違います。雨を一つの巨大な計算だけで完成させるのではなく、何が、どこへ、どう当たるかに応じて、担当者と作り方を分けています。[2]

豪雨に包まれた家と庭を描いた『トイ・ストーリー4』冒頭の画面
雨の救出場面。掲載:SideFXのピクサー制作取材/© Disney/Pixar。水が物や地面へ当たる完成表現を示しています。

特にキャラクターへ当たるしぶきは、芝居に合わせて位置とタイミングを整えました。流体を計算すれば、それだけで狙った演技になるわけではありません。手を伸ばす瞬間や、身体が動く瞬間に、水の反応も合わせる必要があるのですね。[2]

・本物のおもちゃを濡らして観察した

制作チームは、過去の『トイ・ストーリー』の商品をシャワーで濡らし、水の振る舞いも観察しています。素材や形によって、水がどこへ残り、どこから落ちるかが違うためです。[2]

さらに、雨が降っている環境として、植物の葉の動きなども加えました。水滴だけを増やすのではなく、周囲の物にも「雨に打たれている反応」を持たせています。[2]

・細かく作るのは、小さな救出劇のため

画面の水は本物ではありませんが、おもちゃにとっては、流れに負ければ戻れない場所です。足元の小さな水の動きが見えるほど、RCを引き戻そうとする作業が具体的になります。

初代で天気を伝えるために工夫した雨が、第4作では物語を動かす水になった。冒頭を見返すときは、雨粒の数より、水が当たった物に何が起きているかを追ってみてください。技術の進歩が、救出の難しさへ変わっているのが分かります。

・脚注

  1. abcdThe Walt Disney Company「Setting the Scene: How Technology Created a Richer Playset in Toy Story 4」、2019年6月21日。Bill Reeves、Bob Pauleyらの説明。
  2. abcdefSideFX「Toy Story 4 | Pixar」、2019年7月19日。Pixarのエフェクト/シミュレーション担当者への取材。「Into the rainstorm rescue」「Many types of water」。
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制作秘話
信頼度

企画初期から、続編の重心はボー・ピープの再登場に置かれていたという。社内コードネームまで彼女由来の「Peep」だったとされ、続編の重心がかなり早くから決まっていたことが分かる。

制作秘話
信頼度

ボーの再設計では、25年前の資料や過去作の全登場カットへ戻り、顔や動きの印象を確かめた。そのうえで髪の表面に釉薬の細かなひびを加え、陶器であることを感じさせている。自由な生活を選んだという変化と、元からの素材を両立させた。

脚本
信頼度

公開延期の裏では、脚本の大規模な再構築が行われたとされる。完成作の軽やかさとは別に、制作途中では物語のかなり大きな作り直しが進んでいた可能性がある。

制作秘話
信頼度

ドン・リックルズの死去後、ポテトヘッド役の代役を立てずに声を残すため、制作班は25年分の記録を探した。短編、ゲーム、パーク、アイスショー、玩具といった映画以外の録音も調べ、自然な演技になる素材を集めている。

キャスト秘話
信頼度

デューク・カブーンの得意な決めポーズは、キアヌ・リーヴスがピクサー訪問中にテーブルへ飛び乗って披露した動きが原型になったとされる。声だけでなく身体の動きまで、キャラクター作りの決め手になっていたのだ。

制作秘話
信頼度

デューク・カブーンは、声だけでなく制作面でもカナダ色が強かったという。アニメーションの多くをカナダ系アーティストが担ったとされ、キャラクターの国民性が制作体制にまで反映されている。

撮影・技術
信頼度

シリーズ4作目では、従来より横長の2.39:1画角が採用された。小さなおもちゃたちが広い世界で迷っている感覚を、画面サイズそのものが支えていたのである。

VFX・技術
信頼度

技術面で見ると、本作は当時のPixar史上でも特に重い1兆ポリゴン級の作品だったとされる。アンティークモールやカーニバルの細部まで作り込んだ結果、物量そのものがトリビアになっている。

VFX・技術
信頼度

本作のライティングは、ただ明るく照らすのではなく、実写撮影のように光源の位置を意識して設計されたという。カーニバルやアンティーク店の空気感は、光の置き方から作られている。

イースターエッグ
信頼度

アンティーク店の内部は、単なる背景ではなくPixar史の展示室のように作り込まれている。初期短編や過去作の痕跡が棚や小道具に埋め込まれ、画面の隅までスタジオの記憶で満ちている。

イースターエッグ
信頼度

終盤に出てくる海辺の地名は、実はAndrew Stantonへの命名ネタだという。何気ない背景にも、シリーズを支えた語り手への私的なサインが潜んでいる。

制作秘話
信頼度

【ネタバレあり】映像特典の別案では、ボーが店で会った少女に自分の居場所を見つけ、子どもを選ぶ。ウッディがボーと持ち主のいない生活へ進む完成版とは、結論の向きが違う。絵コンテ映像で残る案だ。

公開・配給
信頼度

劇場公開時、本作には恒例のPixar短編が付かなかった。長く続いた公開スタイルから外れた作品で、配給面でも少し珍しい位置にある。

制作秘話
信頼度

骨董店のレコードから流れるのは、『シャイニング』(1980)でも使われた「Midnight, the Stars and You」(1934)。クーリーは最初に仮の音楽として入れ、気に入って正式採用したと語っている。店主の家の住所「237」も、同じ映画への引用だと明かした。

公開・配給
信頼度

デューク・カブーンは、実在スタントマン像との近さから法的争点にもなった。ただし裁判ではその主張は退けられており、「似ていると争われた」と「違法認定された」は分けて見る必要がある。

制作秘話
信頼度

フォーキーは、先割れスプーンや工作素材からボニーが作った手作りおもちゃだ。ピカピカの市販品ではなく、本人は自分をゴミだと思っているため、「おもちゃとは何か」というシリーズのテーマをだいぶ直球で揺さぶっている。

キャラ造形
信頼度

デューク・カブーンは、カナダのスタントマンを元にした1970年代風のおもちゃだ。自信満々にポーズを決める一方で、CMで見たような大ジャンプができなかった過去を引きずっているのが、ただの派手キャラで終わらないところだ。

キャラ造形
信頼度

ギャビー・ギャビーは、1950年代風のしゃべる人形だが、体内の声の仕組みが壊れている。その欠陥のせいで持ち主に愛されないと思い込み、ウッディのスピーカーに執着するという、けっこう切ない敵役になっている。

見返しポイント
信頼度

本作では、バズ・ライトイヤーが移動遊園地のゲーム屋台で景品扱いになってしまう。宇宙ヒーローが“取られるのを待つぬいぐるみ側”に並ぶことで、シリーズらしい立場逆転の笑いが生まれている。

バージョン違い
信頼度

音源展開では、地域によって歌の言語差分が用意されている。日本向け配信版では一部楽曲が日本語歌唱に置き換わり、映像だけでなくサウンドトラック単位でもローカライズされている。

制作秘話
信頼度

短編『ボー・ピープはどこに?』(2020)は、長編で落とした発想も生かして生まれた。監督のヴァレリー・ラポワントは、ボーが赤ちゃん用ランプから迷子の玩具になるまでに、まだ語れることが多いと考えたという。

制作秘話
信頼度

骨董店の蜘蛛の巣は、蜘蛛の行動を模す仕組みで作った。スタッフが範囲や初めの糸を指定すると、デジタルの蜘蛛が渡りながら糸を増やし、既存の形も変えていく。最後に張力らしい形へ整え、必要な所では物理的な揺れも加えた。

VFX・技術
信頼度

屋外シーンの背景には、見える範囲だけで数十億枚の葉と膨大な松葉が配置されていたとされる。小さなおもちゃの物語に見えて、環境データの規模はなかなか大きい。

VFX・技術
信頼度

アンティークショップの一場面には、レンダリングだけで約1200時間かかった「最も高価なフレーム」があるとされる。ガラスのシャンデリアが光を何度も反射し、計算量が桁違いになったという。

VFX・技術
信頼度

夜のカーニバルには1万7000個以上のライトが仕込まれ、その一部はあえて点灯させなかったとされる。古い遊園地らしいムードは、壊れた電球まで設計して作られていた。

VFX・技術
信頼度

ダッキーとバニーの鮮やかな毛色は、レンダリング負荷が高いネオンカラーだったとされる。技術的には重くても、キャラクターのインパクトを優先した判断だった可能性がある。

キャスト秘話
信頼度

デューク・カブーン役は、名前を伏せたブラインド音声テストで見つかったとされる。制作陣が最初に強く反応したカナダ人俳優の声が、キアヌ・リーヴスだった。

制作秘話
信頼度

ボーを作り直したチーム・ボーは、女性が多い一方、男性も参加した部門をまたぐ集まりだった。美術、ストーリー、アニメーションなどで振る舞いを検討し、アニー・ポッツも姿勢や台詞の調整へ関わった。

キャラ造形
信頼度

ギャビー・ギャビーの不気味さには、往年のTVドラマに登場するしゃべる人形の系譜があるとされる。かわいい人形とホラーの記憶が混ざり、アンティーク店の怖さを作っている。

イースターエッグ
信頼度

劇中のアンティークショップは1986年設立と示され、ピクサー創業年に一致するイースターエッグになっている。店の棚だけでなく、看板にもスタジオ史が忍ばされている。

イースターエッグ
信頼度

ピクサー恒例の隠し番号A113は、アンティークショップ内のレトロな看板として本作にも登場する。定番ネタも、古道具店の空気に合わせて配置されている。

イースターエッグ
信頼度

冒頭に映る車のナンバープレート『RM-RF 97』は、過去に制作データが誤って削除された事件への内輪ネタとされる。公式確認は弱めだが、制作史を知ると意味が変わる小ネタだ。

イースターエッグ
信頼度

ピクサー恒例のピザ・プラネットのトラックは、本作ではカーニバル従業員の脚のタトゥーとして登場するとされる。いつもの隠しネタが、相当変化球で置かれている。

制作秘話
信頼度

前作が完結編に見えた一方で、次の物語は第3作の完成前から一部のスタッフによって極秘に書き始められていたという。ウッディたちの続編の種は、妙に早い段階で動いていた。

制作秘話
信頼度

本作は制作途中で監督・脚本陣の交代があり、原案には8名がクレジットされる異例の体制となった。完成版の軽さの裏には、思った以上に複雑な制作背景がある。

キャスト秘話
信頼度

【ネタバレあり】クライマックスの収録は非常に感情的で、ウッディ役のトム・ハンクスは背を向けて演じたと明かしている。長年演じた役との別れが、声の現場にも重く響いていた。

音楽
信頼度

音楽担当ランディ・ニューマンは本作のために新曲を書き下ろし、そのうち1曲はアカデミー歌曲賞にノミネートされた。長いシリーズでも、音楽は過去曲の再利用だけでは終わっていない。

日本版
信頼度

日本版主題歌『君はともだち』は、第1作からの歌手が23年ぶりに新録し、新曲も日本語で歌った。日本公開版にも、シリーズの時間の流れが刻まれている。

日本版
信頼度

日本語吹替では、新キャラのフォーキーを声優初挑戦の竜星涼がオーディションを経て演じた。手作りおもちゃの不安定さを、日本版でも新しい声で支えている。

論争
信頼度

幼稚園の場面に同性カップルらしき2人の母親が背景に描かれ、一部団体からボイコットの声が上がった。小さな背景描写でも、公開後には社会的な反応を呼んでいる。

キャスト秘話
信頼度

手作りおもちゃフォーキーの声には、不安げな役柄で知られるトニー・ヘイルが起用された。自分をゴミだと思い込むキャラクターに、俳優の持ち味が重なっている。

制作秘話
信頼度

フォーキーは、子供がおもちゃより箱で遊ぶという雑談から生まれた発想だとされる。市販品ではない手作りおもちゃが主役級になる理由も、子供の遊び方から来ている。

制作秘話
信頼度

技術担当のクレイグ・シソンによれば、ギャビー・ギャビーは当初ブロンドだったが、赤毛への変更で描画負荷を抑えた。明るく透ける毛は光を何度も計算する必要があるためだ。この技術記事が説明するのは、ボーの髪ではなくギャビーの髪である。

制作秘話
信頼度

トム・ハンクスとアニー・ポッツは、本作では二人一緒に収録する機会があった。ポッツによれば、通常は一人ずつ録るところ、今回はかなりの場面で共演できたという。ウッディとボーの会話には、声の相手が目の前にいる収録も含まれている。

制作秘話
信頼度

ハンクスは、本作の完全な脚本を読んでいないと会見で明かした。知っていたのは主にウッディの場面で、物語のおおよその方向は分かっても、そこへ至る道筋までは知らなかったという。

制作秘話
信頼度

ダッキー役のキーガン=マイケル・キーとバニー役のジョーダン・ピールは、同じ場で掛け合った。それぞれの台詞を別々に録って組み合わせる方法ではなく、二人で収録している。短い脚をからかうやり取りにも、その場の即興が残った。

制作秘話
信頼度

フォーキーの出発点は会議中の落書きだった。ボニーが自分でおもちゃを作る案から、先割れスプーンに動く目を付けた絵が生まれ、スタッフが次々に描き足した。ラフな映像に入った段階で、外せないキャラクターになったという。

制作秘話
信頼度

ベンソンたちには、ヴァレリー・ラポワントの家にあった腹話術人形が関わっている。娘が人形と話したり抱きしめたりする動画を同僚へ見せた後、実物も持参。人形は制作室に4〜5年居座り、映画へ入り込んだ。

制作秘話
信頼度

小さな相棒というだけだったギグルは、ペット・パトロールの警察官にすると姿が定まった。ストーリー監修のラポワントによれば、美術のボブ・ポーリーも、この設定でデザインの方向が分かったと反応したという。

制作秘話
信頼度

ボーたちが移動に使うスカンクには、人間が避ける動物という利点がある。迷子のおもちゃがどう外を移動するかを考え、綱渡りのような案も検討した末、人のほうが近寄りたがらない姿に隠れる発想へ行き着いた。

制作秘話
信頼度

ボーの杖は、体の延長として動くように考えられた。制作班は武術、槍投げ、猿拳、火を使う踊りなどの映像を調べ、自在に扱う身のこなしを作った。

制作秘話
信頼度

ボニーの父に踏まれたウッディの、つぶれた頭。その見た目を仕上げるだけで、一人のアニメーターが3週間を費やした。短いギャグにも、専用の調整が重なっている。

制作秘話
信頼度

ボニーの教室には補聴機器を着けた子がいる。人工内耳を使う息子を持つシミュレーション監修のヘンリー・ガルシアにとって大切な細部で、装具と髪との接触も制作上の課題になった。

制作秘話
信頼度

ギャビー・ギャビーを少女ではなく人形に見せるため、動きは腰・肩・首の関節へ絞った。横に寝かせると閉じる人形のように、目にも重りの仕組みを取り入れている。

制作秘話
信頼度

骨董店の猫ドラゴンは、アニメーターの飼い猫を参考にした。モデルには舌の小さな突起まで作られている。人形たちに迫る猫の生々しさは、こんな細部にも支えられている。

制作秘話
信頼度

デューク・カブーンは背中を硬く、脚を曲げ気味に動く。狙ったのは、事故を重ねたアクションスターの身のこなしだ。決めポーズの勢いとは別に、体には少しくたびれた味がある。

制作秘話
信頼度

骨董店の埃は、均等にまいたものではない。人間の腕ほどの範囲を基準に、掃除で取り除かれる場所と、家具の隅や高い所に残る場所を計算した。試作には3人で2週間、その後は2人の担当者が300ショット超へ展開できる仕組みを整えた。

制作秘話
信頼度

ガラスや多数の光源を扱う本作では、描画計算が重くなる。技術監修のボブ・モイヤーによれば、機械学習を使うノイズ除去で、その時間を約3分の1から半分短縮できた。一部の場面では、ほぼ映画品質の映像を週末ごとに確認できたという。

制作秘話
信頼度

骨董店のおもちゃからは、外で遊ぶ子どもたちが見えるのに、そこへ行けない。製作者ジョナス・リヴェラが重ねたのは、アルカトラズの見学で聞いた話だった。対岸の人々の笑い声や宴会が囚人へ届く、その距離の残酷さを玩具の世界へ置き換えた。

制作秘話
信頼度

撮影を担ったパトリック・リンは、ウッディの視点に球面レンズ、ボーの視点にアナモフィックレンズの見え方を選んだ。CGの仮想レンズにも実物のクック・レンズの歪みやぼけを取り入れ、現状を守りたい側と変化を示す側を撮り分けている。

制作秘話
信頼度

ギャビーとフォーキーを前後に置く場面には、スプリット・ディオプターを使った実写のような画面がある。近くと遠くへ同時にピントを合わせる分割レンズの効果だ。CGなら自由に両方を鮮明にできても、現実の撮影として成立する見え方を選んだ。

制作秘話
信頼度

雨の救出でスリンキーが引き伸ばされる音には、弦を使う特殊な楽器アプリヘンション・エンジンも使った。音響監修のコヤ・エリオットによれば、熱中して録るうちに楽器を少し壊したという。新録音を従来の音へ重ね、力いっぱい伸びる音を作っている。

制作秘話
信頼度

フォーキーの目はよく動くが、効果音を動くたびには鳴らさない。クーリーは、特に表情が強く出る時だけ聞こえるよう求めた。音響班は用意した音を映像へ当てながら、必要な音と騒がしすぎる音を選び直した。

制作秘話
信頼度

【ネタバレあり】ダッキーとバニーがレーザー眼で暴れる妄想には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の砲撃や『インクレディブル・ファミリー』(2018)のジャック・ジャックのレーザー眼など、過去作の効果音も入っている。モーグのアナログ・シンセサイザーによる音も組み合わせた。

制作秘話
信頼度

【ネタバレあり】編集のアクセル・ゲデスによれば、終幕は2018年11月の試写後にも複数案を組み合わせ直した。ウッディたちが長く説明する台詞を外し、ハンクスの台詞の合間の声も使って、別れを言いきれない気持ちを伝えたという。

制作秘話
信頼度

【ネタバレあり】デュークが跳躍の後に照明へぶつかるギャグは、最初は速すぎて衝突が見えなかった。ゲデスが編集機で8分の1速のように再生・停止を繰り返すと、偶然おかしな間が生まれた。そのタイミングをアニメーション側へ返し、動きを合わせ直した。

制作秘話
信頼度

未使用の冒頭では、ボニーの空想に翼竜のような本が襲ってくる。学校で読書に苦しむ設定を反映した案だったが、クーリーは物語上の切迫感につながらなかったと説明した。完成版は、雨の中でRCを救う場面から始まる。

制作秘話
信頼度

【ネタバレあり】鶴原顕央によるクーリーの取材紹介では、本作の別れの場面は意識して最後に仕上げるようにしたという。作り手が新しいキャラクターにも慣れ、理解が深まった段階で、最重要の演技へ取り組むためだった。

制作秘話
信頼度

鶴原顕央が紹介した脚本家の対談で、ステファニー・フォルサムは『オズの魔法使』(1939)のロードトリップと、『素晴らしき哉、人生!』(1946)の自分の生を振り返る要素を挙げた。旅と人生の見直しは、脚本家自身が示した参照軸だ。

制作秘話
信頼度

ダッキーが急に止まっても、頭の房だけは少し動き続ける。制作班は、この小さな遅れでキャラクターのおかしさを増そうとした。大きな身ぶりだけでなく、止まった後にも演技が残っている。

制作秘話
信頼度

ボーの再登場には、ほかのおもちゃと修理し合うサバイバル生活や、飾り物として棚で安全に暮らす案もあった。どれもしっくり来ず、チームは「再び遊ばれるおもちゃでありたい」という本人の望みから、迷子の生き方を組み立てた。

制作秘話
信頼度

バズが遊園地で自分の模倣品に会う削除場面がある。クーリーは、実際の移動遊園地にある非正規の景品から思いついたと説明した。粗い絵コンテ映像として残り、完成版には入っていない。

情報不足・要確認
信頼度

フォーキーの歌「I Can't Let You Throw Yourself Away」(2019)は、自殺防止運動のために作られたという説がある。ニューマンが取材で語ったのは、自殺を連想させる一節について歌詞の変更を頼まれたことだ。運動からの依頼や提携を示す説明はなく、歌詞の逸話から話が広がったのかもしれない。

情報不足・要確認
信頼度

ギャビー・ギャビーは、マンディ・ムーアからクリスティーナ・ヘンドリックスへ交代したという話が流れている。ただ、制作側の配役発表や本人取材には、その交代を示す具体的な経緯が見当たらない。候補と正式配役が混ざった可能性もあり、ムーアが一度は契約していたとまでは言えない。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

トイ・ストーリー4はどこで配信?

トイ・ストーリー4を配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
購入・レンタルの場合あり
N
Netflix
U
U-NEXT
D
DMM TV
2026年7月5日時点で日本国内配信を確認
D
Disney+
2026年7月5日時点で日本国内配信を確認
T
TSUTAYA DISCAS
2026年7月12日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
📀
DVD / Blu-ray
※本ページにはプロモーションが含まれています。
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