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キングダム2 遥かなる大地への映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
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キングダム2 遥かなる大地へ

Kingdom 2: Far and Away / 2022
IMDb ⭐ 6.7日本映画🕐 134分🎬 2022年
CASE FILE
探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2022年公開。第1作の撮影時点では続編が決まっておらず、その大ヒットによって初めて、信の初陣となる蛇甘平原の戦いを本格的に映像化できた第2作である。ところが再始動直後に新型コロナウイルスが流行し、当初の制作体制は崩れ、撮影は2020年6月から段階的に始めて2021年10月まで続いた。中国へ渡れない場面のためにスタッフは衛星写真で国内の平原を探し、長野県東御市の工場予定地へ高さ12メートル、長さ100メートル級のグリーンバックを設置して約3か月撮影した。病院との提携、検査、保険まで組んだ現場では、約1年にわたる撮影中にスタッフ・キャストの撮影時感染者を出さず、興行収入も51億6,000万円に達した。戦場を作る前に感染対策と空き地探しで一年戦ったのだから、題名の「遥かなる大地」は制作側にもかなり切実だったのである。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
28件
制作の舞台裏
信頼度

『キングダム2』羌瘣の剣技は、既存の武術をそのまま使わずに作った

羌瘣が舞うように剣を振り、兵士たちを倒していく。あの動きを作るため、アクション監督の下村勇二が求めたのは、既存の武術に当てはめるのではなく、羌瘣独自の戦い方を作ることでした。清野菜名と、スタントダブルとして難しい動きを担う坂口茉琴が、試行錯誤を重ねています。[1][2]

・ワイヤーだけでは、暗殺術に見えない

下村は、原作の超人的な動きへどこまで寄せるか悩んだと話しています。ワイヤーやVFXを多用すれば、漫画らしい動きには近づけられる。しかし、それだけでは暗殺術の説得力が薄れてしまう。そこで古武術の身体操作を土台に、アクロバティックな動きを組み合わせました。[1]

坂口も、原作やアニメを見るだけでは、動きの細部をつかめなかったそうです。各国の武術家の動画を研究し、自分で動いて試す。それを舞うような動作へ混ぜ、羌瘣らしく見えるかを探っていきました。撮影前にはアクション部が動きを映像にしたビデオコンテを作り、映画スタッフへ見せています。[2]

『キングダム2』羌瘣の剣技は、既存の武術をそのまま使わずに作ったの内容を整理した解説図
本文と参照資料を基に映画探偵が作成した解説図。写真・実測図ではありません。

・殺陣を覚える前に、体の動かし方から変える

清野が撮影前に行った訓練は3か月。最初から剣の振り方を覚えたのではなく、筋力や体の基礎を作るところから始めました。首や腰など、体の一部分を独立させて動かすアイソレーションも、その一つです。[3]

清野の取材では、両手に置いた物を落とさずに体を動かす練習や、剣先をぶらさず8の字に剣を動かす練習が挙げられています。大きく動くだけではなく、細かい動きを制御する稽古だったんですね。基礎練習は撮影が始まってからも続きました。[3]

・速さだけでなく、リズムを崩す

清野が目指したのは、一度見ただけでは動きをつかみきれないような、不気味さもあるアクション。単調なテンポにせず、緩急やリズムを探ったと振り返っています。[3]

特徴的な「トーンタンタン」の呼吸についても、下村は原泰久に助言を求め、跳躍をそのリズムへ合わせました。浮遊感をどう出すか、ワイヤーやゴムチューブ、カメラの速度なども検討したそうです。体で作る動きと、撮影で加える浮遊感の両方を調整して、あの剣技になりました。[1]

・脚注

  1. abcシネマトゥデイ 羌カイの「トーンタンタン」はこうして生まれた!清野菜名のスゴ技アクションの裏側(2022年8月20日、下村勇二への直接取材)。既存武術との違い、身体操作、坂口との協働、呼吸・ワイヤー等の検討。
  2. ab明治安田 ライフフィールドマガジン スタントウーマンってどんな仕事?坂口茉琴さんに聞いてみた!(取材・文:納谷ロマン)。坂口本人による武術研究、舞う動きとの組み合わせ、清野との共同作業、ビデオコンテの説明。
  3. abcシネマトゥデイ 清野菜名『キングダム』羌カイ役で「新しい自分に出会えた」(2022年7月11日、取材・文:天本伸一郎)。3か月の基礎訓練、道具を使う練習、緩急を付けた動きについての本人取材。
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制作秘話
信頼度

『キングダム2 遥かなる大地へ』の大合戦は、リモート中国撮影という異例の制作体制で成立した作品である。日本側がカット割りを細かく共有し、中国側の大規模チームが現地で撮る方式が採られた。離れた現場を一本の戦場に見せる、コロナ禍ならではの連携だった。

制作の舞台裏
信頼度

中国の大平原を日本で撮る場所を探し、制作陣は地図サービスから長野県東御市の工場予定地を見つけた。工場建設が止まった広い土地で、片側が崖なのも都合がよかったという。現場には高さ12m・幅100mの合成用の緑の幕を設け、約3か月にわたって撮影した。

アクション
信頼度

信の騎馬アクションでは、山﨑賢人が本人で大半の乗馬カットをこなしたとされる。走る馬に飛び乗るレベルまで上達していたという証言は、映像の説得力を支える裏話である。馬上の勢いを、編集だけに預けないための準備だった。

制作の舞台裏
信頼度

羌瘣の「トーン、タンタン」は、漫画だけでは音程や間が分からない。原泰久自身も録音を試したがイメージをうまく伝えられず、遠くの祭りや催眠の感覚で説明したという。下村勇二は助言を受けて、飛ぶ動きを音に合わせ、ワイヤーやゴムチューブの使い方も試しながら浮遊感を調整した。

音楽・音響
信頼度

『キングダム2』のサブタイトル『遥かなる大地へ』は、主題歌『生きろ』から発想されたという。楽曲の壮大さが映画の呼び名そのものを決めたというのは、音楽と物語の関係性を示す裏話である。

美術・セット
信頼度

蛇甘平原の戦車隊は、原作者ですら実写化は難しいと見ていた要素だったという。それでも制作側は実物を作って走らせる方向を選び、合戦の見え方を押し広げたのである。

脚本・企画
信頼度

王騎は第1作で削られる可能性もあったが、続編を見据えて残された人物だったという。『キングダム2』で王騎の重みが増す背景には、シリーズ設計そのものの判断があったのである。

キャスト秘話
信頼度

王騎役の大沢たかおは、本作のために体を作り直した結果、衣装が5回も作り直されたという。王騎の人間離れした存在感は、ビジュアル面でも相当な執念で支えられていたのである。

制作秘話
信頼度

『キングダム2』の撮影は約1年に及んだが、公式説明では撮影中の感染者ゼロで走り切ったという。徹底した感染対策そのものが、この作品の成立条件だったのである。

制作の舞台裏
信頼度

佐藤信介監督は、本作のために日本と中国で合わせて約100頭の馬を用意し、馬だけで億単位のお金が動いたと語った。疾走する馬の速度感を重視した撮影で、そのための大掛かりな準備だったという。これは監督が説明した調達の規模である。

VFX・撮影
信頼度

『キングダム2』は、最終的には2Kシネスコ作品でありながら、撮影段階では6K収録を選んだという。合成やトリミングの余地を残すため、現場で意図的に“余裕のある画”を確保していたのである。

VFX・撮影
信頼度

中国側で撮られた一部素材は、露出や画角に課題を抱えた状態で戻ってきたという。だがポストで救済できる余白を確保していたため、画として成立させることができたとされる。

制作の舞台裏
信頼度

戦場の土埃は、カメラを覆うビニールだけでは防ぎ切れなかった。撮影チーフの岩見周平は、機材レンタル会社に現場でできる分解清掃を教わり、約2日に1回カメラ内部を掃除したという。屋内で埃を立てると逃げ場がなく、低い位置から撮るカメラも埃まみれになった。

別バージョン
信頼度

2024年の地上波放送版『キングダム2』は、単なる再放送ではなくスペシャルエディションとして再編集された別バージョンである。未公開シーンや後続作の要素を織り込んだ、放送向けの特別構成だったとされる。

放送・別バージョン
信頼度

2023年の地上波初放送では、本編だけでなく次作の冒頭11分も続けて流されていた。シリーズの連続視聴を前提にした番組編成だったといえる。

制作の舞台裏
信頼度

【ネタバレあり】信と羌瘣が洞窟で語り合う場面など、映画独自の物語のため、原作者の原泰久は約50ページのネームを描いた。ネームとは、台詞と画面の流れを組み立てる漫画の下描きだ。合戦中心の映画に人物のドラマを加えるため、原作では戦いの後にある羌瘣の過去を前へ移し、信との関係を原自身が書き直した。

制作の舞台裏
信頼度

アクション監督の下村勇二は、殺陣が決められた手順どおりに見えると、相手役の攻撃をずらすよう山﨑賢人に内緒で指示した。基礎訓練で身につけた対応力を使い、信の反射的な動きを引き出すためである。山﨑も、互いの癖まで分かる信頼関係があってこそできる方法だったと振り返っている。

制作の舞台裏
信頼度

下村勇二が信のアクションに置いたイメージは、ジャッキー・チェンだった。格好よく敵を斬るだけでなく、必死さが生む不格好な動きや、周囲の物を使う工夫も取り入れたという。平らな蛇甘平原で戦いが単調にならないよう、動きの高低差やカメラの動かし方も考えた。

制作の舞台裏
信頼度

信が戦場へ駆け出す撮影では、最初は8割ほどの速さで走り、途中から加速する段取りだった。ところが山﨑賢人は出だしから全力疾走してしまったという。原泰久は、山﨑が決められた地点でさらに気合を入れて加速したと紹介し、佐藤信介監督もカメラが追うのに苦労したと笑っている。

制作の舞台裏
信頼度

佐藤信介監督には本作をフィルムで撮る希望があった。撮影監督の佐光朗が提案したデジタルカメラVENICEについても、フィルムとの比較撮影を行って仕上がりを確認したという。その検討を経て、ドローン空撮を除く撮影にVENICEを使う方針が決まった。

制作の舞台裏
信頼度

佐光朗は主にZEISSのSupreme Primeで撮影した一方、回想にはKOWAのアナモフィックレンズを使った。アナモフィックとは、横方向を圧縮して記録する方式のレンズだ。回想だけ別のレンズを選び、独特の描写を取り入れている。

制作の舞台裏
信頼度

VFX担当の小坂一順によると、コロナ禍の影響でエキストラは当初想定の約5分の1になり、CGで補う範囲が増えた。10万人を超える兵が戦う群衆表現には、スクウェア・エニックスのスタジオで収録した演技の動きも使われている。

VFX・撮影
信頼度

ModelingCafeが手掛けたCGの馬は、外見だけでなく内部の動きも作り込まれた。接写にも使えるよう、約120個の骨、約130個の筋肉に当たる部品を用意し、皮膚や脂肪の揺れも計算している。

VFX・撮影
信頼度

VFX班は東映のスタジオで約1か月、飛ぶ盾や槍などの合成用素材を撮った。騎馬兵の素材には、馬を模した可動装置の「ロボ馬」も使っている。兵士を装置に乗せて撮り、実写の動きを合戦の画面へ組み合わせた。

制作の舞台裏
信頼度

音楽担当のやまだ豊は、信のくじけず挑む生き方にロックの要素を感じ、壮大なオーケストラだけにしなかったと語っている。さらに本作のメインテーマは、あえて編曲を変えたという。『キングダム』(2019年)の雰囲気を、そのまま繰り返す方針ではなかった。

制作の舞台裏
信頼度

原泰久は、終盤の戦いで清野菜名が鼻に皺を寄せる必死の表情を見せたことが、特に印象に残ったと語っている。映画を経た変化を問われ、漫画でも険しい表情が増えたと答えた。実写で生まれた羌瘣の表情が、原作者の描くキャラクターにも影響している。

制作の舞台裏
信頼度

羌象を演じる山本千尋は、原作連載10周年の2016年の記念動画では羌瘣を演じていた。映画の制作側は、その経験と世界ジュニア中国武術選手権の金メダル獲得を起用理由に挙げている。羌瘣が姉のように慕う人物を演じるにも、強さの説得力を求めていた。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

キングダム2 遥かなる大地へはどこで配信?

キングダム2 遥かなる大地へを配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
2026年10月15日確認・通常Prime見放題・レンタル400円・購入2,500円
N
Netflix
2026年10月15日時点で日本国内配信を確認
U
U-NEXT
2026年10月15日時点で日本国内配信を確認。見放題
H
Hulu
見放題
紹介している作品は、2026年10月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
D
DMM TV
2026年10月15日時点で日本国内配信を確認。見放題
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
2026年7月12日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
📀
DVD / Blu-ray
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