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キングダム 大将軍の帰還の映画トリビア用メインビジュアル 画像は生成イメージです
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キングダム 大将軍の帰還

Kingdom 4: Return of the Great General / 2024
IMDb ⭐ 7.2日本映画🕐 145分🎬 2024年
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探偵アイコン 探偵による映画背景メモ

2024年公開。2018年の第1作撮影時から見据えてきた王騎と馬陽の戦いを完結させる第4作で、準備を含め約7年に及んだ制作の到達点である。続編群はコロナ禍で撮影延期と計画変更を繰り返し、制作期間は当初予定の何倍にも延びた一方、その過程で第2〜4作に共通使用する中国・黄河石林型のデジタル地形資産が整備された。最大約3キロ四方の地形を何百万枚もの写真からフォトグラメトリで構築し、モデル計算だけで数か月を費やして、日本で撮った俳優や軍勢の背後へ広大な戦場を作った。第2作では砂埃で隠していた部分も、第4作ではVFXの成熟によってなるべく見せる方針へ進み、興行収入はシリーズ最高の80億3,000万円となった。大将軍が帰還するまでに、背景の岩山は三作品も働かされており、シリーズで最も皆勤だったのは俳優ではなくデジタル地形かもしれない。

― ポップコーン探偵
この映画の トリビア!!!
32件
衣装・小道具
信頼度

『キングダム 大将軍の帰還』王騎の矛には、刃先だけで約20kgのものもあった

王騎が振るう巨大な矛。大沢たかおによると、撮影では重さの異なるものを使い分け、刃先をカメラへ近づける時には、先端だけで約20kgのものも使っていました。 あの矛は、全場面を同じ1本で演じた小道具ではなかったのです。[1]

・刃の見え方で、重さを変える

2024年7月のクランクイン!の取材で、大沢は、刃がどう見えるかに合わせて何種類もの矛を用意したと話しています。軽く見えてはいけないものの、重く見せる芝居だけで補うにも限界がある。その中で挙げたのが、カメラに迫る刃先の約20kgでした。[1]

この数字は、王騎が常に20kgの刃を振り続けた、という話ではありません。画面に必要な見え方へ合わせて、小道具の重さも変えていたという説明です。[1]

『キングダム 大将軍の帰還』王騎の矛には、刃先だけで約20kgのものもあったの内容を整理した解説図
本文と参照資料を基に映画探偵が作成した解説図。写真・実測図ではありません。

・軽い矛から始め、徐々に重くする

稽古では、まず軽い疑似の矛で動きに慣れ、その後に重さを増やしていったそうです。練習中に壊れることもあり、予備を何本も用意していました。長い矛は、一度振ると重みで止めにくい。形を覚えるだけでなく、その勢いを扱う稽古も必要でした。[1]

王騎と龐煖の対決だけでも、撮影は5〜6日間、朝から晩まで続いたという大沢。吉川晃司との練習を重ね、現場でも調整を続けたと振り返っています。画面で二人がぶつける武器の大きさには、重さを使い分ける小道具の工夫と、それに体を慣らす準備がありました。[1]

・脚注

  1. abcdeクランクイン! 大沢たかお「もがき続けた8年間でした」『キングダム』王騎と歩んだ軌跡をたどる 1ページ目(2024年7月12日)。本人取材。矛の種類、カメラへ近づく刃先約20kg、段階的な稽古、予備、対決の撮影5〜6日間。
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役作り
信頼度

王騎と龐煖の一騎打ちは、素早い剣技ではなく、重量級の体が激突する戦いとして準備された。王騎役の大沢たかおは約20kg増量。龐煖役の吉川晃司も、直前の役に合わせて保っていた71kgから86kgへ、15kg増やして対峙した。鎧越しの大きさを見せる王騎と、布地で体を覆う龐煖で、体の見せ方も異なった。吉川は大きな矛を周囲に気兼ねなく振るため、山中の自分の仕事場へ持っていって稽古した。松橋真三によれば、約1か月山にこもって準備したという。

視覚効果
信頼度

馬陽の戦場は、日本で撮った演技と、中国の景観データを組み合わせて作られた。コロナ禍で渡航できなくなり、中国の現地スタッフが集めたデータを日本へ送る方法をとった。黄河石林をモデルにした地形は、広いものでは3km四方。地上と上空から数百万枚の写真を撮り、立体データにする計算だけで数か月を要した。第2〜4作で共用するため、写真に写り込んだ影も取り除き、異なる場面の光に合わせられる背景に仕上げた。本作の撮影後の仕上げには約1年をかけ、VFXだけで数百人が参加した。

音楽・音響
信頼度

劇伴を包み込むような響きにするため、本作では90名余りのフルオーケストラを大きなホールで録音した。会場は作曲家やまだ豊の母校、洗足学園音楽大学。大学側もシルバーマウンテンと前田ホールでの収録を報告している。王騎と龐煖の矛の衝突音や、騰の剣技に伴う音も研究し、音楽だけでなく武器の響きまで作り込んだ。

音楽・音響
信頼度

主題歌「Delusion:All」(2024年)でONE OK ROCKが戻った背景には、制作側の構想と歌い手側の事情があった。プロデューサーの松橋真三は第1作の依頼時から、一区切りとなる作品で再び頼みたいと話していた。一方、ボーカルのTakaは、バンドの色が付きすぎないよう、他の歌手との組み合わせも見たくて続編では休んだと説明している。再登板を後押ししたのは、同じ鍼灸院に通う大沢たかおの希望だった。鍼灸師からその話を聞き、改めて頼まれて引き受けたという。

役作り
信頼度

王騎役の大沢たかおは、『キングダム』(2019年)の撮影初日から、摎との過去を演技の土台にしていた。本作で新木優子とその過去を撮る時には、何年も待った場面だからこそ失敗できないという緊張があったと振り返っている。

配役
信頼度

李牧役の小栗旬と龐煖役の吉川晃司について、プロデューサーの松橋真三は、秦側の信・嬴政・王騎を脅かす存在感が必要だったと説明している。秦軍が負けるはずはないと観客に思われたら、戦いの緊張が生まれない。小栗と吉川というスターを敵側に置くことで、勝敗が読めない対立にしたかったのだ。李牧については、王騎より若い俳優であり、出番が多くなくても王騎に対峙できる説得力も求めたという。

アクション
信頼度

摎役の新木優子は乗馬の経験があったが、全速力の馬上殺陣は初めてだった。走る馬の上で剣を振るう稽古では、まず馬を行きたい方向へ動かす練習をし、武器を持ったまま姿勢を保つことにも取り組んだ。筋力を増やすだけでなく、馬上の姿勢や体の芯の強さを意識した。撮影では何度もテイクを重ねて乗馬殺陣を演じている。

上映フォーマット
信頼度

映画『キングダム 大将軍の帰還』は、シリーズで初めてScreenX上映に対応した。戦場を270度で包む見せ方は、作品の“没入型大作”路線をさらに押し広げた施策だったといえる。

情報不足・要確認
信頼度

【ネタバレあり】龐煖の矛が決戦中に別の形へ変わるという疑問は、元の投稿に続きがある。回答では、交換されたのではなく刃先が折れたのだと説明され、質問者も二度目の鑑賞で折れたことに気づいたとお礼を書いている。少なくとも、最初の疑問だけを取り出して撮影ミスの証拠にはできない。

別バージョン
信頼度

『キングダム 大将軍の帰還』には、劇場版だけでなく再構築テレビ版の系譜もある。公開前の先出しハイライト、ノーカット初放送、さらに監督監修の特別編集版と、テレビ向けの別バージョン的展開が重ねられている。

キャスト秘話
信頼度

『キングダム 大将軍の帰還』では、龐煖役を吉川晃司が演じた。信や王騎の前に立ちはだかる存在として、人間離れした武神の圧を実写でどう見せるかが重要になった。

キャスト秘話
信頼度

李牧役の小栗旬は、表に出る武力ではなく知略で戦場を動かす存在として登場する。王騎と龐煖の激突の裏で、次の大きな敵が静かに姿を見せる構成だ。

原作
信頼度

本作は、前作から続く馬陽の戦いを大きなクライマックスとして描く。シリーズを追ってきた観客にとって、王騎という将軍の物語が一つの山場を迎える映画だ。

制作秘話
信頼度

第1作から強い存在感を放ってきた王騎が、『大将軍の帰還』では物語の中心へ出てくる。信の成長譚でありながら、同時に王騎の映画として見られる構成になっている。

公開・興行
信頼度

本作の国内興行収入は80億3,000万円。2024年の邦画ではアニメ2作品に次ぐ3位で、実写邦画では最も高かった。シリーズが4本続いても勢いを保ったというだけでなく、第4作で国内興収の自己最高を更新した。数字は日本国内の興行収入で、世界興収や製作費とは別のものだ。

アクション
信頼度

龐煖役の吉川晃司は、得意な足技や回転する動きを自ら提案して加えた。原作にはないと伝えられた動きもあったという。さらに、信たちを相手にする時はあまり動かず巨大さを感じさせ、体格が互角の王騎との対決では大きく動いて力を見せるようにした。同じ龐煖でも、相手によって強さの見せ方を変えている。

役作り
信頼度

龐煖役の吉川晃司は、王騎を討つことしか目的を持てず、死に場所を探すような悲しみを抱えた人物だと役を捉えていた。その孤独を追うため、撮影中は大沢たかお、山﨑賢人、清野菜名とも少し距離を置いた。台詞も声を落とし、低くつぶやく調子にした。共演者との不仲ではなく、吉川自身が説明する役作りである。

衣装・小道具
信頼度

摎の顔を覆う兜は、新木優子の頭の形に合わせて作られた。新木は顔全体に型取り材を塗ったまま、鼻で息をしながら約2時間動かずにいたという。できあがった兜は顔にぴったり合い、見た目の閉塞感に反して視界は良好だったと振り返っている。

アクション
信頼度

騰の剣技に伴う「ファルファル」を、本人が叫ぶ声にするか、剣を振る擬音にするか。要潤は監督に尋ねたが、芝居の選択は俳優に委ねられた。要は掛け声ではなく剣の音だと考えて演じた。実演に向けては、片手に手綱、もう片方に剣を持ち、体を横へ傾けながら馬を走らせる練習も重ねている。

撮影
信頼度

騎乗場面では、俳優の声だけでなく撮影開始の音にも気を使った。騰役の要潤によれば、大きな音に驚いた馬が足踏みすると、カメラの画角から外れてしまう。そのためスタッフは静かに構え、カチンコも鳴らさずに撮影を始めたという。馬の止まる位置や台詞の後の動きも、専門スタッフと何度も練習した。

衣装・メイク
信頼度

騰役の要潤は、どこの国から来たのか分からない雰囲気を外見にも持たせた。髪は真っ黒一色ではなく、こまめに切らず傷んで赤くなったように、黒から赤へ色が移る造りにした。原作の目元の印象にはアイラインを使い、髭の巻き具合にもこだわっている。

撮影
信頼度

【ネタバレあり】負傷した信を尾到が背負って逃げ、二人で横になる場面は、平らな地面ではなく上り坂の途中で撮った。尾到役の三浦貴大によれば、山﨑賢人と横になっているだけで自然に滑り落ちてしまったという。下に重りを置いてもらい、二人は足を踏ん張りながら芝居を続けた。

演技
信頼度

冒頭で飛信隊が盾になって信を守る場面では、信は気絶している設定だ。しかし信役の山﨑賢人は、仲間たちが傷つきながら自分を守る姿を間近で受け、撮影中に涙を止められなかったと話している。役には意識がない一方で、演じる山﨑は仲間の動きを受け取っていた。

視覚効果
信頼度

王騎と龐煖の一騎打ちは、撮影環境をまたいで組み立てられた。合成用の緑の幕を張ったスタジオと屋外、幕のないロケ地という三つの環境を組み合わせた。騎乗中は屋外、馬を降りた後はスタジオで撮り、違う光の当たり方を合成でそろえた。砂埃には現実には起こらない空気の動きも加え、打撃の激しさを見せている。

視覚効果
信頼度

王騎と龐煖が対決する周囲の兵士には、実写も使われている。視覚効果の担当者によれば、群衆も同じ現場で撮影し、その映像を合成の基準にも使った。兵士を複製した時に顔が同じに見える問題を避け、実際に人がいるカットを混ぜることで、CGを使った別のカットにも現実感を持たせようとした。

撮影
信頼度

王騎役の大沢たかおは、龐煖との対決だけでも5〜6日、朝から晩まで撮ったと振り返っている。長い矛は振ると重みで止めにくく、接触すれば打撲やあざになる。撮影が進むほど二人の痛みは積み重なり、現場には治療を行う人も常にいたという。大沢はその身体の状態も、終盤の芝居へ投影されたと説明している。

演出
信頼度

王騎役の大沢たかおによれば、台詞芝居では何度もリハーサルを重ねず、クライマックスも短く合わせてすぐ本番に入ることが多かった。佐藤信介は多少台詞を間違えてもOKにするため、大沢には自分の選択が正解だったか分からない感覚も残ったという。矛の立ち回りを繰り返し練習したこととは別に、芝居の瞬間をどう撮るかという現場のやり方である。

撮影
信頼度

【ネタバレあり】王騎が最期を迎える終盤、騰が王騎を見つめる場面には、山で実際に差し込んだ光が使われている。騰役の要潤によれば、ほかの場面では山の天候が次々に変わったが、この時はよく晴れた。要は王騎を正面から受け止めれば泣き崩れてしまうと感じつつ、感情を表に出さない騰として、任せてほしいという思いを目に込めていた。

撮影
信頼度

騰役の要潤は、一カットの引いた画を撮るためだけに新潟へ行った日を振り返っている。現場では田んぼ全体に骨組みを組んでカメラのクレーンを設置し、並んだ人物たちを遠くから撮る準備がされていた。何百人ものスタッフで夕焼けを待ち、その一カットを撮って終えたという。

編集・演出
信頼度

佐藤信介は、まだ電柱などを消していない初期編集を見た時、俳優の気迫だけで古代中国の世界が立ち上がると感じたという。完成していないのに、このままでもいいと思うほどだった。実際に電柱を残す決定をしたのではなく、CGが仕上がる前から演技が場面を支えていたと振り返った話だ。

企画・脚本
信頼度

【ネタバレあり】映画化の相談当初、原泰久は、王騎の物語にあたる原作16巻までを一本で描くのだろうと考えていたという。松橋真三は、それに対し最初の映画は5巻半ばまでの王都奪還編だけにすると説明した。王騎の物語まで描くなら映画4〜5本は必要だと見ていたからだ。本作の王騎の結末は、最初から一本に詰め込むのでなく、続編を重ねて届けようとした地点だった。

裏取り強め
有力ソースあり
未確認・噂寄り
情報不足・要確認

主な参考資料

配信で見る

キングダム 大将軍の帰還はどこで配信?

キングダム 大将軍の帰還を配信で見られるサービスを、確認できた範囲で掲載しています。未確認のサービスは公式サイトで探せます。

P
Prime Video
購入・レンタルの場合あり
N
Netflix
2026年7月13日時点で日本国内配信を確認
U
U-NEXT
2026年7月13日時点で日本国内配信を確認
H
Hulu
紹介している作品は、2026年7月時点の情報です。現在は配信終了している場合もありますので、詳細はHuluの公式ホームページにてご確認ください。
D
DMM TV
2026年7月13日時点で日本国内配信を確認
D
Disney+
T
TSUTAYA DISCAS
2026年7月13日時点でDVD・Blu-rayの宅配レンタルを確認
📀
DVD / Blu-ray
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